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いかにして子ども一人ひとりの可能性を最大限に引き出してやるのでしょうか? 私達は、設立から今日まで日々の教育実践を通じて、本当の幼児教育を模索する中で、新たに「総幼研」(総合幼児教育研究会…新しい幼児の発達観に基づいて保育活動を実践する、幼稚園・保育園の研究団体)の“総合幼児教育”の理論と実践を取り入れることにたどり着きました。
総幼研とは、子どもの知・情・体の三位一体の全人発達を目的として、その理念と実践を共有する日本全国の220以上の幼稚園、保育園が加盟している教育団体です。日本で実証済みのその優れた理論と手法は、教育学者である 齋藤孝氏の著書「子どもの集中力を育てる」(文藝春秋刊)にも詳しく取り上げられています。 当園は、2005年4月、海外の幼稚園として初めて総幼研への加盟が認められました。
乳幼児は誰もが生まれながらにして天才です。いつもたくましい好奇心と運動意欲にあふれています。乾いた砂に水がしみ込むように、どんどんまわりの環境を吸収して育つ乳幼児期は、「三つ子の魂百まで」のことわざ通り、人間性の基礎基盤をつくる大切な時期です。将来の人格形成の土台もちょうどこの頃築かれます。植物でも、根がしっかりしていれば、風雨に負けないたくましい木が育ちます。同じように人間の教育も、乳幼児期は立派な根を培う時期です。 このすばらしい成長期に、豊かな環境と望ましい経験を積み重ねることが、子どものこれからの育ちを保証するのです。大切なことは、頭と体を100%使って、素直な人間らしい感動の心を育むこと。子ども達の欲求を満たしながら、その育成に最適のプログラムを用意し、子どもらしく活き活きとした輝くいのちを育むこと。これが私たちの願いです。
その具体的な実践のテーマは、”言語と動きとリズム”であり、具体的には、言葉、体育、音楽の活動です。光る個性も創造性も放っておいて育つものではありません。決して知識や技術や道徳を伝授するという形態ではなく、常に明るく、楽しく、元気いっぱいに能動的な日常生活体験の繰り返しを重ねながら、知・情・体の三位一体の全人教育を志向していくことにより、自然に人間のたくましい根っこが育つのです。
体
動き
(体育ローテーション)
人間形成の基礎活動=自由遊びを楽しむ
知
ことば
(言語活動)
子どもの脳を刺激し、遊びを通して育つ
情
リズム
(音楽と経験)
「感性」を鍛える総合幼児教育
いろんな運動器具(跳び箱・平均台・鉄棒・マット・トランポリン 他)を配列し、また固定遊具や器具なし運動も交えながら、 流れるようなBGMのリズムに乗って、みんなで列をつくって秩序正しく、 多彩な運動経験を楽しむという遊びの場です。 これは、どの子も共通して持っている運動本能を充足し、かつ集団活動を通して仲間との連帯感を楽しみながら、群れ遊びの基本的なルールを体験し、一人ひとりの運動感覚の発達を引き出すという極めて多義的な目的をもつ有効な教育活動です。
また、このローテーションはあくまで遊びであり、決して強制されるものではありません。 毎日の繰り返しの積み重ねで、子ども達はみんな喜んで参加するようになり、 その過程で、本当に「自由遊び」が楽しめる資質が育つ、人間形成の基礎活動なのです。
子ども達の集中力の続く一日わずか20~30分間、フラッシュカードを中心とした暗誦、音読、素読をレパートリー広くすすめていきます。いずれもリズムとテンポを大切にした繰り返しです。 ただしこれは決して教えて覚えさせるという教育ではありません。 Superland Konohana独自のイマージョン教育の手法を随所に取り入れながら、 先生と子ども達との毎日の言葉のキャッチボールを通して言葉のもつ響きやリズム、イントネーションなどを楽しむ。
そしてその過程で、育ち盛りの子ども達の脳の言語中枢を刺激し、知的感覚回路を強化、活性化するという働きがあります。 つまり将来、学習を受け入れやすい、柔軟な知性、強いあたまをつくる感覚教育であり、これが先々の向学心の土台となります。人間としての基盤を育てるための有効な活動なのです。
多様な音楽経験を通して、音楽に親しみ、心の幅広い、豊かな人間性の啓発につなげて欲しいという願いのもと、音楽、中でも特に歌唱活動に力を入れます。歌は感情の表現です。音楽鑑賞にはじまって、発声練習から歌唱へと、段階を踏んで、活動の場を展開して行く中で心の交流も生まれます。生命的躍動感に満ちている子ども達は、それに見合うリズムとテンポを好みます。歌詞の難易はともかく、みんなの感情にフィットするような元気な歌、色々な歌を歌い続けているうちに、自然と豊かな感性と歌唱力が育ちます。音楽が楽しめる子は、身体もあたまも活発に働きます。知・情・体の三位一体の全人教育には、言語、運動と共に音楽が重要な柱となるのです。